My Music Philosopy #6

My Music Philosopy #6

第6話 音楽とともに どう生きるのか

図書館でこの表紙を見た時、子供向けの良くある仕事紹介の
本だろうと思ったが、真正面から音楽に向き合い奮闘する若
者の今が書かれていた。そして、人生の半分以上終わってる
のに未だに心は未熟な私にも、得るものがあると思った。
「自分以外のなにものにもならないこと」
自分にないもの、自分には出来ないこと、そんなものをもっ
ている人に憧れ、尊敬し、真似をする。それは適切な練習方
法だと思う。だが生き方は人それぞれだ。
大学の夏休み、つのだ☆ひろさん主催のドラム合宿に参加し
た。1年目、ひろさんからシンバルを頂いた。2年目、ひ
ろさんに言われた。「君はこの1年、いったい何をしてたんだ」
と。熱意が冷めて真摯さに欠けた私を、ひろさんは見抜いた。
25年間ドラムから離れていた脱落者の私が言えることじゃない
が、この本に書かれている以下の言葉が、この本を読んだ私の
言いたかったことだと思うので、以下に抜粋して引用します。
ーーー
音楽という道に進んだ人もそうでない道に進んだ人も、互いに
リスペクトしあい、音楽という道を志した一人として自分なり
のやり方で、音楽とどう一生付き合っていくのかを選択できる
人生であってほしいと思います。

悩んだ末にどんな選択をしたとしても、自分が選択した道こそ
自分が行くべき道なのだと、しがらみに惑わされることなく、
これまで歩んだ道も、これから歩んでいく道も誇りを持って
欲しいと思います。
ーーー
さぁ、次回で終わります。



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