My Music Philosopy #7

My Music Philosopy #7

第7話 練習の先にあるもの

ー 音楽で生きる方法からの抜粋 ー
幼なじみの親友の話。
当時、彼女の家に遊びに行くと、いつも、しばらく遊んだ
あとに「練習の時間だよ」とお母さんに練習部屋に連れて
行かれて、少しの間、他の子と遊んで待ってました。そう
したらそのうち泣き声なんかも聞こえて、「あれ、また神
崎ちゃん、お母さんに怒られて泣いているのかな?」と話
しながら心配していたら、またそのうちに「休憩だから遊
んでいいよ」って戻って来た。
それが彼女の日常だったんです。
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こんな厳しい練習に比べると私の練習はちょろいもの。出
勤前の15分間と夕食後の45分間が目標だが、それでも難し
い。朝練はバタバタしながらなんとか出来るが、問題は夜
練。眠い。ひたすら眠い。で、根気なくストーブの前に背
中向けて寝てしまう。それが私の日常。
何のために練習するのか?
コンテスト、コンサート、目標は色々。その目標を達成し
ても、その翌日から次の練習の準備。それがミュージシャ
ンの日常だろう。福岡でのパットメセニーのコンサート終
了後、勝手に楽屋にサインを貰いに行ったら、なんと彼は
そこでギター抱えてスケールの練習をしてた。
どれだけ練習するかは、その人の生き方次第。遅くまで仕
事頑張ってる人は、平日の時間なんてとれっこない。週末
に少し楽器を触るだけで精一杯。上手く演奏できず悔しい
かも知れないが、それでも楽器を触る時間は幸せ…
あの暗いステージ袖、客席もそろそろだと待っている。さぁ、
行くぞ!ステージで待つドラムセットへ向かい、椅子に座っ
た瞬間にスイッチオン!

私はドラマー、ミュージシャン。音楽と共に行けるとこま
で生きてみたい。
練習の先にあるもの、それは音楽と共に生きる私の生き方。
今の私はそう思う。

おしまい。あはは…



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