My Music Philosopy #4

My Music Philosopy #4

第4話 音楽とともに生きていく

「上手くなりたい」… 尊敬する人のYouTube見て憧れる。
音楽する人は皆んな同じだろう。
カシオペアの神保彰さんが国立(くにたち)音大で教えてく
れる!世界の神保さんに習いたい。真摯に取り組む若者に、
そんな進路もありだろう。
写真はそこのジャズ専攻科の履修科目。線形代数とかディ
ジタル信号処理なんてなく音楽漬け。3、4年次の必修科目
は実技だけ。この環境にいると、上手い人が偉い、音楽家
になる道が一番の理想だ。そうなると思う。
で、卒業後の進路情報もネットで見てみた。
N響始め錚々たる卒業生がいらっしゃるが、当然いきなり
ミュージシャンとしての求人なんてあるはずがなく、普通
の大学とさほど変わらず、進学(国内にそれ以上の機関なん
てないので、海外に道を求める)・教育機関・そして企業へ
の就職などになってる。
自分も先生のようになりたい、ここまで頑張ってきたから
音楽家を目指さないと勿体ない。意識が高い同級生の中で、
音楽家以外の将来を思い描いてはいけないプレッシャーを
感じる。応援してもらってきた人たちの期待を裏切っては
いけない...
真摯に音楽に向き合ってきた若者は、人生の貴重な時間を
かけて練習した後、社会に出る際、大いに悩むと思う。
私のようないい加減なアマチュアミュージシャンでも小さ
く小さく悩む... いつまで、こんなことやってんだ。
練習の先に何があるんだろうって。



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