My Music Philosopy #3

My Music Philosopy #3

第3話 限界的練習

「学習者のコンフォートゾーンの外側で、常に現在の能力を
僅かに上回る課題に挑戦し続ける。一般的に楽しくない」。
考える練習が上手くなる鍵と言う。
私がドラムを再開したのは2008年。その頃は帰宅時間が遅かっ
たので、平日の練習は出勤前の15分間だけ。上手くなるはずが
ない。それでもまぐれで2011年 RolandのV-drum日本大会@パシ
イフィコ横浜に出場できた。
四半世紀ドラムから離れてた私。体はサラリーマン、ドラマー
の体に戻ってなく反射神経ゼロ。卓球で言うと10cm先に打たれ
たスマッシュに全く腕が伸びない。そんな状態だから予め決め
た動き以外は絶対しないと決めて本番に臨んだ。
それ以降もドラムマガジンのコンテスト等にもエントリーする
が、2次予選さえ通過出来ない。まぐれはそんなに起きはしない。
上手くなるには練習が必要だ。13歳でコンテストに優勝した鼓
君は小さい頃からスクールに通い一日5時間練習してる。音楽に
関わる人は定期的な練習時間を確保しているだろうが、どうやっ
てそんな時間を作るのか?
私ももっと上手くなりたい。もっと練習しなくちゃ…
私のような中途半端なミュージシャンが、ずっともやもやして
いることは、この辺りのこと。
人生の大切な時間をかけて練習して、その先に何があるんだろう?



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