My Music Philosopy #2

My Music Philosopy #2

第2話 音楽で生きるとは

私は中学の吹奏楽部でドラムに出会いラジコンもすっかり忘れ
熱中した。でも大学に進む際、音楽的素養は全くないし、半世
紀前の音楽的な教育機関はほぼクラシック分野だけでした。
せめて音と関って生きて行けそうな芸工大音響設計に進みました。
本格的に音楽の道に進むには遅かったのか?
いつから始めれば良かったのか?
この本では高校2年でも大丈夫とも言う。但しピアノとヴァイオ
リンのソリストは特別。サラブレッドとして育て上げる環境の人
との競争は厳しいと言う。
本当か?
現在、音楽系学科の国公立の定員は227名。私立は3,485名。
試験倍率は国公立3.6倍、私立1.6倍。門戸は比較的広いので、
大量の学生が音楽の道に進んでる。そして、あちこちの専門学校、
大手楽器店のスクール、個人経営のスクールなど、大量の育成シ
ステムがある。
昔ならピアノ教室、ちょっと珍しいバイオリン教室ぐらいだった
のに、今はドラム講師を名乗る人が山のように居て、ドラム教室
もちょっと探せばあちこちにある。
競争相手は本当に多い。
でも、闘う相手は本当にその人達なのか?
最近のDTMは強烈だ。以前はGarageBandでドラムパターンを入力し、
後でそれを自分のドラムに差し替えてた。しかし最近の自動演奏
は手強い。いや、敵わない、負けた。こいつの方がいいじゃないか…
また、AppleやAmazonが音楽の金銭的価値を圧倒的に下げてしまっ
たため、現在のミュージシャンはどうやってマネタイズするか?と
言う仕組みの無さに困ってる。
練習すれば救われる、音楽で食べて行けると言う、
そんな単純な世界はもう無くなっているように思う。



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